2010年8月22日日曜日

問題4

ボトルで売られている赤ワインの需要曲線を描いてみましょう。ここでは特別な地域や生産者のものではなく,誰もが気軽に飲めるようなワインに注目し,そのようなワインが一種類しか存在しないケース(またはすべてのデイリーワインの品質の差は誤差の範囲と消費者たちに認識されているケース)を想定します。

いま多数の消費者と生産者がいて,市場は競争的であり,個々の消費者と生産者は市場で付けられている価格を見た上で赤ワインを何本買うか,また何本生産するかを決めているとします。ただし登場人物の数が多すぎると話が複雑になるので,ここではAさんとBさんという二人の消費者に注目しましょう。

ここで二人がワインに対して支払っても良いと頭の中で考えている上限の金額は,それぞれ以下のようになっているとします。


  • Aさんは,もちろん値段が高すぎれば一本も買わないこともありますが,ワインを二本までなら買ってもよいと考えています。そして,一本だけ買うなら3000円まで,また二本まとめて買うなら合計で5000円までなら支払っても良いと考えています。
  • 一方のBさんは,このワインを三本まとめて買いたいと考えています。一本や二本ならいりません。また四本以上もいりません。そして三本まとめて7500円までなら出しても良いかと思っています。もちろんそれよりも安ければよろこんで買います。

このときのAさんとBさんの需要曲線を合わせた市場需要曲線を描きなさい。

0 件のコメント:

コメントを投稿