2010年7月27日火曜日

問題3

JR四ツ谷駅に近い公共の自転車置き場では,最近,自転車を固定する器具と精算機が設置されました。その上で,写真にあるように,最初の2時間までは無料ですが,それを超えると100円が課金される新制度が導入されました(以後24時間ごとに100円が加算されます)。

(1) 新宿区は,どのような政策目標に対処するためにこの新制度を導入したのでしょうか。この制度の目的を述べなさい。

(2) なぜこのような時間・料金が設定されたのでしょうか。最初の2時間までは無料であるがその後は課金される制度が持つ望ましい性質について考察しなさい。

(3) この制度よりも優れた施策か,少なくとも一長一短がある施策をひとつ提案しなさい。その上で,なぜ提案した施策の方が優れているのか,または両者の間にある一長一短の関係を説明しなさい。


1 件のコメント:

  1. まちづくりP:nagai2011年5月15日 16:05

    (1)歩行者の迷惑となる路上駐輪の防止するため、駐輪場の確保およびその駐輪場の有効活用を図るため
    (2)2時間を無料にすることで、短時間(2時間以内)の駐輪を考えている人にとってはその駐輪場に駐輪しようとするインセンティブが働く、また長時間(2時間以上)の駐輪を考えている人にとっても2時間以内の駐輪時間に押さえようとするインセンティブが働く。よって、短時間の駐輪が促進され駐輪場の有効活用が図られる伴に、迷惑となる路上駐輪を減らすことができる。
    (3)施策の提案(例)
    「24時間ごとに一律に100円の利用料を課すのではなく、経過時間が長くなれば利用料の額を増加させる。(たとえば、最初の24時間は100円だがその後24時間は1,000円)」
    (この施策の長所)長時間の駐輪をしないというインセンティブが強く働き駐輪場への放置自転車が減る。
    (この施策の短所)100円の場合と比べて自転車の価値よりも駐輪場の利用料が早い段階で上回るため、駐輪場に放置される自転車が増加することが懸念される。

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