2010年10月8日金曜日

問題23

大規模なマンションが分譲される際に,売主がすべての部屋を同時に売り出すのではなく,第1期・第2期・最終期などと分けて販売されることがよく見られます。これはなぜでしょうか。

売主が合理的であるなら,モデルルームを設置する期間が長くなることや新聞への折り込み広告を複数回出す必要があること等のデメリットを超えるメリットがあるからこのような販売手法を採用しているはずです。

なぜ売主はこのような販売方法を採用するのかについて「需要関数」という言葉を用いて説明しなさい。

1 件のコメント:

  1. 匿名2
    ちょっと違う考え方ですが、
    いっぺんに全部売り出さないで、期分けをする手法は、「数量規制」と似たようなことを行っているのではないでしょうか?
    需要関数は右下がりの曲線で、供給曲線は完全非弾力的な直線とすると(分譲マンションは建築確認時点で供給戸数が決定されており、建築確認後は原則として戸数を変更することはできない)、数量を少なくすることで、均衡価格は高めに保つことができます。
    また、供給量が多く超過供給が発生してしまうと、在庫を減らすため、価格を下げて販売せざるを得なくなります。マンションは一戸あたりの単価が大きいため、価格の値下げがマンション分譲会社の収益に大きく影響するため、価格の値下げをしないで全戸売り切りたいと考えるのではないでしょうか。

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